非営利組織の価値を捉える

【目的】
 身近な非営利組織を捉え、その運営と価値を理解する

【概要】
 ”最古の非営利組織(NPO)は日本にある。日本の寺は自治的だった。もちろん非営利だた。その他にも日本には無数の非営利組織があった。ある分野では日本がいちばん多い。それは産業団体であって、企業間、産業間、対政府の橋渡し役となってきた”

 「マネジメント」で著名となったP.F.ドラッガーが80歳にして著した『非営利組織の経営』の日本版へのまえがきにはこのように記してある。

 しかし実際には非営利組織をNPO法人と同一視する人々が多く、更にNPO法人についての知識も十分には持ち合わせていない人々が多いのが実態ではないだろうか。また、非営利組織の運営には、ボランタリーな理念と参画は欠かせないが、経済活動優位の思考では「なぜ人はタダ働きをするのか」という疑問を持つものも少なくはない。

 この授業では、NPO法人に限らず私たちの生活に身近な様々な非営利組織を取り上げ、その形態の違いや運営について学ぶことで、非営利組織の価値を改めて捉えなおすことを目指していく。また、後半の授業では、災害発生時におけるボランティア活動や地方創生を目指したソーシャルビジネス、更には企業の社会貢献活動など、非営利組織の新たな価値にも触れながら、社会資源としての非営利組織の利活用につながる基礎的な学びとする。